Journal
2021.10.10
汚れも含めて愛せる、
育てるエプロン
来本 曜世様(日比谷花壇シニアデザイナー)
今回お話を聞かせていただいたのは、日比谷花壇のフラワーデザイナー来本様。
来本様にはRASHIKIがまだサンプルの時点から、現場でのエプロンの使われ方や求められる機能についてご相談させていただいてきました。
今回は完成したエプロンを実際にご着用いただき、その使用感をインタビュー。
インタビュー当日は展示会のブース設営日で、脚立を上ったり、屈んだり、高い位置にお花を生けたり…。大きく体を動かすシーンも多い中で、RASHIKIエプロンの着心地は?胸当てエプロンとエプロンドレスの2着について現場目線でご感想を伺いました。
胸当てエプロンのベルトにははさみをインして
すごく動きやすかったです。今日は脚立を上ったり下りたりする作業が続いたんですが、ストレッチが効いていて、意外と動きやすい。ちゃんと足が開くかな?と思ってたんですけど、苦が無く動けました。あとは、刃の長いはさみを使ったときに、ベルト部分に上手にひっかかって、こうやってはさみをひっかけて使えるんだなと思って。
逆にポケットにそのまま入れてしまうと、穴が空いちゃうんですよ。なのでベルトに挟んでみたんですが、意外と動きやすかったです。
ポケットに入っていると、足を曲げたときにポケットも足に沿ってついてきちゃうんですよね。ベルトだと、はさみだけがぶら下がっているのでそんなに危ない感じもなく、動きやすかったです。
汚れやしわが「味」になっていく
開発前に、「今までやってきた仕事のシミなんかも味になっていくエプロンが欲しい」ってお話ししたのを考慮頂いていて。長く使っていくことで愛着も生まれそうで、そこが楽しみですね。
色合いや素材のおかげもあるのかな?使っていても、だんだん馴染んでいく感じがすごくありますね。
カジュアルテイストでもはまるし、きれいめでもはまりますよね。
おしゃれも叶う、ワンピース感覚のエプロンドレス
私の場合は、お客様にお会いしたり取材を受けたりすることも多くて、それなりにおしゃれをしていたいと思う中で、このエプロンドレスはそのまま着て行って作業できるので、すごく活用できそうですね。
着こなし方も、中にスカートを履いてもいいし、色々なコーディネートができそうで嬉しいです。
その場で着ることが多いです。きれいめの洋服で行くときは、上から黒のシンプルなエプロンを巻いて作業したり。撮影があるときなどはエプロンをせずにそのままの恰好で作業したりもするんですが、扱う量が多いときはエプロンをしたいなって思うんです。そうするとやっぱりおしゃれな、見せられるエプロンがあると嬉しいです。
昨日、スタッフの一部のメンバーで着てみたときに、ドレスエプロンは着るのが難しいというのが話に上がっていました。
でも、一回着てしまうと、ワンピース感覚で普通のエプロンよりも楽かもしれないです。本当のワンピースみたいに、ファスナーで留められるといいかも。
TERUYO KURUMOTO 来本 曜世 / 日比谷花壇シニアデザイナー
ドイツ留学時代に、フラワーデザイナーの巨匠ペーター・アスマン氏に師事。日比谷花壇入社後、ハウスウェディングの監修を手掛ける。
社外においてもその創造性は高く評価され、商品開発や講習会講師、またミュージシャンのライブイベントでフラワーパフォーマンスを行うなどマルチに活躍を続けている。